ハンドメイドの素材は使用環境を考えて選択する(3)

錆びないワイヤーを求めて
こんにちは、こたかです。
前回、IDEケーブルの中身をブレスレットのワイヤーへ転用しましたが、やわらかすぎて、どうも使用感がよろしくないです。
「数カ月使ってみて」と考えていましたがわずか1日で、「使用感的に無理だった」となりました。
LANケーブルの中身で代用してみる
前回の記事にありますが、ブレスレットの石の玉が転がるため硬質塗料で保護されたワイヤーでは摩耗することが分かりました。
今回は、LANのUTPケーブルをばらしてブレスレットのワイヤーに使用してみました。
UTPケーブルには種類がありますが、その中身の心線にも種類があります。
概ね「単線」と「より線」があり「単線」タイプでは固い銅線1本ずつ信号線に使われています。
このLANケーブルは固くて扱いにくく、一度曲げの癖をつけると、曲がったままになります。
今回は「単線」のUTPを使用しました。

見た目のグレードは下がったものの実用性は向上
見た目が安っぽくなってしまいましたが、使用感はとてもよくなりました。
形状が維持されるので、フックをかけやすくなりました。また、つなぎ目を短くできたので腕を下げてもブレスレットが下がりにくくなりました。
この導線は表面がつるつるしていて摩耗の軽減も期待できます。
当然、導線は銅でできているため柔らかく、加工もしやすいです。使用中の形状のなじみやすさもあります。

まとめ
IDEケーブルでは環境耐性を向上できました。しかし、人にもよるとは思いますが、柔らかすぎて使用感がいまいち良くない部分があり、長時間の使用には厳しいと感じました。
今回LANケーブルの中身では使用感が向上しました。見た目が地味になりましたが、LANケーブルの中身ということで珍しさがあり、エンジニアが着用すると技術屋らしさがにじみ出て、それなりに良いのではと感じました。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。