ハンドメイドの素材は使用環境を考えて選択する(2)

パーツは使用環境を考えて選ぶ

こんにちは、こたかです。

前回、「ハンドメイドの素材は使用環境を考えて選択する」では、パーツ選びについて検討しましたが、使用環境ではなく、使用時に発生する事象について、課題が見つかりました。

ブレスレットの玉は動く!回る!

ブレスレットを使用したまま、お風呂に入ったり、炊事をしていると、ブレスレットの玉が回ったり、横に動くのです。

はじめ気にしていませんでしたが、これではワイヤーがどんなにコーティングされていてもこすれて剥がれてしまいます。

つまり、アーティスティックワイヤーであっても、天然石のザラザラでこすられては、耐えられません。

対策を検討

対策を検討しました。以下の方法が思いつきました。

  • 分厚いナイロンコーティングのワイヤー素材を探す
  • ワイヤーと天然石の間にオイルを塗って摩耗しないようにする
  • 天然石をワイヤーに固定して動かなくする

「分厚いナイロンコーティングのワイヤー素材を探す」について、アマゾンでは適切なワイヤーが見つかりませんでした。
手持ちの電子パーツのワイヤーを探したところ、IDEケーブルの残骸がちょうど良さそうです。他に固いLANケーブルの中身を伸ばすと使えそうです。

「ワイヤーと天然石の間にオイルを塗って摩耗しないようにする」では、お風呂でオイルが流れてしまうので、効果が劣化すると推測されます。

「天然石をワイヤーに固定して動かなくする」は、レジンなどで固めればできそうですが、メンテナンスが必要になった場合に修復が大変そうです。

よって、今回はIDEケーブルの中身のビニール線で修復を試してみます。

IDEケーブルの中身!?

IDEケーブルやフロッピーケーブルでは「パラレル」結線なので電線の数が多くなります。そのため、帯状のケーブルが一般的でしたが取り回しが大変なので、一本ずつ結線して棒状に束ねたケーブルがあります。このケーブルは細いケーブルが一本ずつ独立しているため、分解すると細いバラバラの電線として流用できます。

この頃では、電子工作でもワンチップで数ミリ単位の電極に半田付けすることがあり、細い電線は重宝します。

実際にやってみるとあっさり完成

電子工作と同じ要領でブレスレットを修復します・・・

ビニール銅線にアーティスティックワイヤーを巻き付けてカニカンを固定します。

末端もアーティスティックワイヤーでカニカンを受ける部分を作りました。

これで、天然石が回っても、動いても摩耗しないと思います♪

まとめ

前回、ワイヤーが錆びる原因がワイヤーの作りにあると考えていましたが、実際には天然石が動くことで削れていることが分かりました。

今回、分厚いビニール線で対応したので、これで数カ月使ってみて結果が楽しみです。

電子工作用の電線には、細くて塗装に工夫されている線が多くあります。
エナメル線は固い線が一般的ですが、ビニール線でも固い線のものがあります。
ハンドメイドに流用できるのではと思いました。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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