テプラのモーター×を修理

テプラが故障したようなのでデバッグしてみた

こんにちは、こたかです。

久しぶりの投稿です。コロナ禍前ごろにテプラが壊れたと言われて、しばらくそのままにしていたのですが、掃除のタイミングでテプラの廃棄前に状況を確認してみることになりました。

「モーター×」ってなんだ?

テプラの電源を入れてみると、入力ができました。

印刷すると「モーター×」と出てモーターが動きません。

モーターを確認してみました。

モーターが動かないので交換

モーターに電源をつないでみたところ動きません。そのため、適当にモーターを交換してみました。

モーターはいわゆる、FA-130タイプです。高くても200円程度でしょうか。

その後「モーター×」が直らない

ケースに戻しましたが「モーターx」が直りません。途中で何か「コの字のパーツ」が取れました。

おそらく、テプラでモーター交換した人が「モーターx」が直らなくて不思議に思うことだと思います。

原因は、モーターにつけるギアには「羽」が付いているかと思いますが、これは、光センサーと連携して、モーターが回っていることをテプラに伝えるものです。光センサーの半田不良、またはモータが速すぎて、光センサーで検知できないと「モーターx」になるわけです。

そこで、モーターが速すぎる場合は、抵抗器を入れることでモーターの速度を落として回転を認識できるようにすると直ります。

また、光センサーの半田不良で接触不良になっている場合は、センサー側の半田を追加し接触不良を改善することで直ります。

今回は、モータの電極の接触不良でモーターが回らない現象と、光センサーの半田不良でセンサーが外れた、複合原因でした。

結局モーターは元に戻しました。

光センサーはコの字になっていますが、電極は3点です。片側が2つ、片側は1つにまとまっています。

モーターの羽は、この光センサーの間で回る必要があります。そのあたりを意識して、ギアーの位置を調整すると良いかもしれません。

ついでにACアダプター化してみた

テプラは電池6本、1.5v x 6 = 9.0v (電流は概ね700mAと推定)で動作する仕様のようでした。

そのため、家の中にちょうどいい電源が無いか探してみたところ、ちょうどいいACアダプターがありました。

そこで、テプラのケースを加工して、ACアダプター対応してみました。

何が大変って、四角い穴をあけるのが大変

ケースの加工が一番大変でした。

先に千枚通しで穴をあけて、+ドライバーで大きくして、-ドライバーで大きくして、ハサミの片刃で穴を大きくして、最後にカッターナイフでエッジを直角にします・・・

ACアダプターのレセプターをはめ込んで、瞬間接着剤で隙間を埋めたところ、もともとこのような製品だったかのようになりました。

まとめ

今回のテプラは、落っことした拍子に、モーターとセンサーが半田薄利で接触不良を起こし、「モーター×」になる状態でした。

モーター交換で直らない人は、光センサー側を見落としているかもしれません。

モーターはミニ四駆の「ハイパーダッシュモーター」では不向きだと思います。早すぎてセンサーが対応できないかと。

抵抗器入れるくらいなら、一般的なFA-130タイプのモーターが良いと思います。

若干元のモーターは低速のように見えますが、詳細は確認できませんでした。1.5v~3.0vくらいでしょうか。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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