限界節約PC

こんにちは、こたかです。
今日は、「限界節約PC」こと、ヤフオクに出ていたlifebookのマザーボードで激安PC作成に挑戦してみます。
Lifebookのマザーボードが保守パーツ?
このマザーボードは、Type-C USBによる電源供給に対応していました。
メモリはLPDDR4 8GB、「LPDDR」は基本的に、マザーボードに半田づけされていて取り外しできません。
SSDは「NVMe」タイプです。SATAではありません。
CPUはCore-i5 1135G7 (Iris Xe)です。

このマザーを動作させるためには次のパーツが必要です。
- Type-C のUSB電源アダプター45W(20V/2.25A)
- CPUヒートシンクとファン
- PCケース
- Wi-Fiモジュール(なくても可。LANケーブルポートあり)
- M.2のNVMeのSSD
アダプター以外のパーツは、型版が合わないとダメなパーツです。
今回は、以下のように設計しました。
- CPUヒートシンク : 「Dynabook」ジャンクのヒートシンクを強引に取付。ゼムクリップで固定。
- PCケース : ホームセンターでベニヤ板をカットしてもらい、サンドイッチ。外装だけ壁紙でアレンジ。
- Wi-FiモジュールをAmazonで購入。アンテナは同じ型のIntelのWi-Fi用のアンテナを流用。
- NVMeのSSD256GBを購入して接続。
このマザーはWi-Fiモジュールを選ぶようです。一昔前のWi-Fiカードは認識しませんでした。
購入したものは以下のとおり。



PCケースは?
マザーボードのサイズを測って、ホームセンターでベニヤ板をカットしてもらいました。
化粧板として、フローリングや壁紙に使える丈夫なシートも購入して貼り付けました。
高級感を出すために、ふちをアルミテープで銀色にしました。
こちらです。

この角度では見えませんが、スペーサーとして「ストロー」をカットして使用しています。ストローにもアルミテープを巻いて、高級感を出しました。
電源ボタンは小学生が使うコンパス(算数で円を書くあれ)のネジでできています。30年前ものも大事に流用です。
動かしてみたところ
OSはWindows11になります。Windows10ではデバイスドライバーが一部入らないようでした。
動作してみた感想としましては、
VRChatが少々重たいです。動作はしますが、メモリーが厳しいようです。8GBでは空きがありません。
LPDDR4マザー直付けなので増設もできません!!!
「Iris Xe」マシンなのにメモリー不足で残念な結果に。
メモリーが増設できない制限は、自分を納得させるのに良い言葉が見当たりません。
よほどの事情が無い限り、LPDDR4 8GB 仕様のパソコンの購入はお勧めできません。
調査結果
このマザーは「Iris Xe」を内蔵しているものの、性能は発揮できないアンバランスな状態と考えられます。
Ms-WordとExcelをぬるぬる動かすための機能と考えられます。
似たスペックのDynabookでは「Iris Xe」内蔵で、メモリ最大32GB実装時(メーカー最大16GBとなっていますが・・・)で快適に動作することから、
メモリが著しく不足していて、かつ、増設できない点がユーザーを悩ませるでしょう。
8GBのLPDDR4のPCは覚悟して購入しましょう。
今回の限界節約PCは20,000円程度でした。20000円でIris Xe対応、メモリ8GB、SSD256のデスクトップPCと考えると、
かなり優秀な中古PCだと思います。
マザーは8,800円でしたので、パーツ代の方が高くつきました。
ではまた。次の記事でお会いしましょう。